2014年7月7日月曜日

C++での入出力

最初の入出力iostream

プログラミング言語で最初に行うのは、自分の打ちこんだデータを出力することでしょう。 そのためにまず入出力の方法を知らなければなりません。 

C++の基本入出力はiostreamです。 Cをやったことある人はstdio.hというヘッダファイルを取りこむ(インクルードする)ことで基本入出力が出来るようになりました。 C++では、入出力はストリームという概念で抽象化されていていくつかある変数の型を出力出来るような形に整えて出力します。
出力は出力演算子 << 入力には入力演算子 >> がそれぞれ定義されています。

基本例:
#include <iostream>
using namespace std;


int main() {

  cout << "テスト" << endl;

}


 Cと同じようにiostreamをインクルードすれば使えますが、Cと違なることは名前空間があること。 名前空間とはいわば所属を指定するためのもので、Cで問題だった同じ名前の衝突を避けるためのものです。 たとえば、A組の佐藤さんとB組の佐藤さんを混同させないようにA組という名前空間を指定するようなイメージです。
名前空間はusing namespace (使う名前空間); という形で利用できます。
名前空間を指定せずに使用しようとすると入出力するためにすべてのオブジェクトにスコープ解決演算子を使わなければなりません。

using namespace を使用しない例
#include <iostream>

int main() {

  std::cout << "テスト" << std::endl;

}


書き方がいささか冗長になります。
ただし、std名前空間は入出力を含めた標準的なヘッダファイルを含む広大な名前空間のため、テスト以外は使わないのが主流の様です。



0 件のコメント:

コメントを投稿

Pythonで地図空間データを扱う⑤

ベースの地図が出来た所で、他のデータを被せてみます。 国土地理院の  500mメッシュ別将来推計人口データ  を使用します。 同じく神奈川県のデータ  500m_mesh_suikei_2018_shape_14.zip をダウンロードします。 ベースの地図データと同じ場所に展開...